TRAIL
| 初級編 | by Arnwark |
概要 |
トレールとは思考の流れを意識するツールです。記号による表現で、思考の流れを認識できるようにしています。 その目的は、重要なことやよい案が浮かびそうな頃合を見出すことにあります。つまり、思考を強めるタイミングの発見です。 それは思考の無駄を減らすことや、思考の質の向上につながってきます。さらには、これまで結論を出せなかったことに結論を出すことができるかもしれません。それが、トレールの目標とするところです。 |
カード |
トレールでは記号が書かれたカードを使用しますが、それらは自作する必要があります。 トレールのカードは、低レベル、中レベル、高レベルの三種類で構成されています。低レベルカードは20枚、中レベルカードは7枚、高レベルカードは3枚の合計30枚が必要となります。これは標準の枚数なので使用して足りない場合は適宜増やしてください。 なお、低中高のレベルは考えの重要度を示します。 |
説明 |
トレールは、考えがひとつ浮かぶごとにカードを一枚並べていくという手法で行われます。そのとき、考えの重要さに応じて、低レベルカード、中レベルカード、高レベルカードを選択します。 低レベルの思考をある程度行った後、中レベルの重要さとなる思考を行います。中レベルの考えが出てこないときは、思考の方向性を変えてください。同様に中レベルが何枚か出れば、高レベルの思考を行います。 たいていは高レベルカードが結論となると思われますが、結論とならない場合はさらに思考を続けてください。 どのタイミングで中レベルや高レベルの思考を行うか、またいかにして中レベルや高レベルの思考を行うかの明確な指標や定型的な手法はありません。それらは経験の中で独自に発見してください。 |
作成 |
画用紙や情報カードなどの厚紙を、長方形に切ります。サイズは自由ですが、ここでは名刺サイズを四分割した大きさを標準サイズとします。これを30枚作成します。
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記入 |
カードに記号を記入します。低レベルカードは一重の丸を塗りつぶしたもの、中レベルカードは二重の丸の中央を塗りつぶしたもの、高レベルカードは三重の丸の中央と外側の丸を塗りつぶしたものです。低レベルカードは20枚、中レベルカードは7枚、高レベルカードは3枚作成します。ここでは裏面は記入しません。
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使い方 |
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例 |
各カードで浮かんだ考えを、その上位に記述しています。
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1913 (C)アーンワーク |